親知らずの抜歯
大阪市港区のみなと大人こども歯科クリニックでは、親知らずの抜歯を得意としています。他の歯科医院では大学病院を紹介される事もありますが、その理由は難易度が高いことに加えて、「歯科用CTによる診断」が必須となるケースが多いからです。
例えばこの写真は、下の顎の骨に横になって埋まっている親知らずです。(私達は水平埋伏智歯と呼びます)
親知らずの状態としては珍しくはありませんが、このような歯の抜歯は難易度が高く、大学病院などの口腔外科専門医に相談することが一般的です。親知らずの位置が神経や動脈にも非常に近いため、抜歯の際にこれらを傷つけないよう細心の注意を払う必要があります。
上記のような通常のレントゲン撮影では、二次元での情報しかわかりません。上記の写真だけで判断をしてしまうと、もしかすると写真では見えない部分に神経が隣接していて抜歯の際に傷つけてしまうかもしれません。
そこで必要になるのが3次元で立体的に情報を確認できる「歯科用CT」です。
この写真の用に、あらゆる角度から親知らずの状態や周囲の神経や組織などの情報を確認することができるため、安全な治療を行う事が可能です。脳手術や心臓手術を行う際には必須のCTですが、歯科用CTの導入は、全歯科医院の約3%程度と言われております。まだまだ一般的に使用されている、とは言いにくい状態なのが現実です。
大阪市港区のみなと大人こども歯科クリニックでは、2014年の開業当初より歯科用CTを導入し、数多くの親知らずの症例を対応してきております。
親知らずを抜歯した後の事もしっかりと考えています。
みなさんの周囲で、親知らずを抜いた後の痛みがおさまらない、腫れがいつまでもひかない、という方はいなかったでしょうか?
抜歯は治療として行われますが、体からすれば傷をつけられていることには変わりません。ですので、抜歯後、麻酔が切れた後は、多かれ少なかれ痛みが出ます。
大抵はお薬を飲むことで緩解されますが、特に状態が悪い歯や水平に埋伏した親しらずを抜いた場合は、症状が強く出ることが多いです。そこで、そのような抜歯の場合、当院では「テルプラグ」の利用をお勧めしています。
テルプラグというのは皮膚や骨をつくるコラーゲンからできており、白い小さな筒のような形をしています。このテルプラグを抜歯後の穴に充填すると、傷口を保護し、「止血」「痛み軽減」等に効果があるすごいものなのです。場合によっては更にレーザーをあてることで傷口を保護します。
治療後の回復にかかる時間や痛みの軽減効果も高いため、多くの患者様が希望されます!(※喫煙習慣の有無や、歯の状態により、効果には差が出ますので、ご理解の上お申し付けください)
他の歯医者では難しいと言われた親知らずの抜歯など、みなと大人こども歯科クリニックへお気軽にご相談ください。