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“あの”「不快な汚れ」がお口にも…!?

 

こんにちは。朝潮橋、弁天町のみなと大人こども歯科クリニック 院長の河野です。
梅雨の季節となり、雨の日が多くなってきましたね。
せっかく洗濯しても、部屋干しをするしかなく
「ちょっと臭いが気になる」
ということもしばしばあります。

 

あの臭いは、衣類や洗濯槽についた、
雑菌が繁殖した結果生じるため、
洗濯槽をこまめに掃除したり、
洗濯前に衣類を60度の熱湯に浸けておいたりすると、
抑えられるそうです。

 

ご家庭のなかには、ほかにも
菌の繁殖しやすい場所がたくさんあります。
たとえば、キッチンやお風呂場の排水口に、
「ぬるぬるとした不快な粘膜」が付着しているのを
見たことはありませんか?

 

あの粘膜は『バイオフィルム』といって、
細菌のかたまりなのですが、実はあれと同じものが、
皆さんのお口にもこびり付いてしまうのを
ご存じでしょうか?

 

 

 

 

■お口の中に排水口と同じものが…!?

 

バイオフィルムとは、
細菌同士が集まり膜に覆われた、
細菌の集合体です。

 

私たちが食事をすると、
その「食べかす」を餌として、
むし歯菌や歯周病菌が増殖します。

 

その際に、だ液の糖タンパクと
結びついて作られるのが『プラーク』です。

 

なんと、プラークには
1mgあたり1億個もの細菌が存在しており、
放っておくと
「ぬるぬるとした強固な膜」を作り出します。

 

そう、
私たちの歯にもできてしまう「ぬるぬる」もまた、
排水口と同じ『バイオフィルム』なのです。

 

 

 

 

 

■バイオフィルムはこんなに強固!

 

一度バイオフィルムが形成されると
菌を守るバリアのようになり、
除去するのがとても困難になってしまいます。

 

通常、お口の中は「だ液」によって、
ある程度は殺菌されていますが、
バイオフィルムができてしまうと、
その膜に阻まれて細菌には届きません。

 

また、抗薬液なども、
その効果を発揮するためには
バイオフィルムを剥がすことが必要不可欠です。

 

ところが厄介なことに、
一般的なブラッシングでは
バイオフィルムを取り除くことができないのです。

 

 

 

 

 

■歯科で定期的なプロケアを!

 

歯みがきなどでは取り除けないバイオフィルムを
除去する唯一の方法が、
歯科でプロによるクリーニングを受けることです。

 

歯科医院では専門の器具を使って、
歯石はもちろん、こうしたバイオフィルムも
しっかりとクリーニングを行うことができます。

 

 

 

 

バイオフィルムの内側は
細菌にとって最適な環境が保たれているため、
放っておくと、どんどん繁殖します。

 

むし歯や歯周病などが悪化する原因になり、
そこから全身疾患に繋がる恐れもあるため、
数か月に一度は歯科医院に通って、
お口の中を綺麗に保ちましょう!

 

 

 

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